我が家では高知新聞を愛読しています。
高知で新聞といえば、高知新聞。
地元紙で愛着があり、全国紙を取ることなど考えられません(2紙目ならアリですが)。
そんな高知新聞ですが、最近、あることが目に付くようになりました。
それは、誤字・誤記です。
たとえば、2024年1月29日、月曜日の1面に、
『県内 伝統の芋菓子多彩』
という記事が大きく掲載されていました。
かんば餅やほしかなど、県内各地のお芋を使ったお菓子を紹介しているのですが、その中に、
「ひがしやま(東山)」
という文字がありました。
ひがしやまというのは、さつま芋を薄切りにして干した芋菓子です。
「ひがし」と聞くと、つい、方角の東を思いうかべますが、これは、東ではなく、干菓子から来ています。
私も以前、「東山」と思っていて、「干菓子」なのだと知った経験があるので、
おいおい、高知新聞さん、しっかりしてや・・・
と、思わず心の中でつぶやきました。
この誤記(だと思います)の場合、そもそもの責任は記事を書いた記者さんにありますが、
もう一つ、校閲の責任でもあります。
校閲とは、単なる誤字脱字の誤りを正すのではなく、その内容が適切であるかも考慮せねばなりません。
仮に記者さんが「東山」と書いていたら、
元の原稿 : 新聞に掲載される記事
東山 東山
と、双方が同じ内容になっていることを確かめるだけではなく、
「ひがしやま」の漢字は、「東山」なのか?
ということも確かめる必要があります。
校閲さんは、それを確かめたのでしょうか?
私が寡聞にして知らないだけで、「東山」もあるのでしょうか??
この件に限らず、ここ数年、どうも校閲がまずいよ・・・
と思うことがしばしばあります。
そのたびに
「Oさんが見たらどう思うろう。苦い顔をするがやないろうか」
と、Oさんを思い出します。
Oさんとは、高知新聞社で校閲をされていた方です。
Oさんの顔を思い浮かべながら、
「高知新聞の校閲さん、しっかりしてよ!」
と思うのですが、いや、それ以前に、誤記のほうが問題か・・・
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